「もっと抵抗してくれよ」元ネタは誰?発祥シーンの経緯とミーム化の真相
ネット上で親しまれている「もっと抵抗してくれよ」というセリフの主は、鳥山明氏による世界的大ヒット漫画『ドラゴンボール』に登場する未来世界の人造人間17号(CV:中原茂)です。
該当する発言が描かれたのは、単行本コミックス第33巻巻末に特別収録された番外編読切『TRUNKS THE STORY -たったひとりの戦士-』(ジャンプ本誌掲載・完全版34巻等にも収録)、ならびにそれをベースに制作された1993年放送のTVアニメスペシャル『ドラゴンボールZ 絶望への反抗!! 残された超戦士・悟飯とトランクス』、そしてテレビアニメ本編『ドラゴンボールZ』第164話の回想シーンです。
このエピソードは、主人公・孫悟空が不治の心臓病で病死し、突如現れた2名の人造人間によってベジータ、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子といった名だたるZ戦士たちが全員無残に殺害された「絶望の未来」を描いています。残された最後の希望である青年・孫悟飯と、まだ幼いトランクスが命を懸けて街を守るために立ち向かう中、人間狩りを単なる「退屈しのぎのゲーム」として楽しむ未来の17号が、力尽きゆく戦士や破壊される街を前に冷たく言い放ったのがこの名セリフでした。
命懸けで戦う戦士たちに対し、汗ひとつかかずに冷酷な笑みを浮かべながら「ゲームとしてのスリル」を要求するこのシーンは、読者や視聴者に圧倒的なトラウマと絶望感を植え付け、作品屈指のダークな名場面として語り継がれることになりました。