歌舞伎町ヤクザの現在と勢力図|暴排と半グレ台頭で激変した裏社会の実態
歌舞伎町における暴力団の歴史は、戦後の闇市復興期から始まります。戦後復興の過程で興行権や縄張りを巡る争奪戦が繰り広げられ、昭和から平成初期にかけては、複数の指定暴力団が歌舞伎町内に堂々と事務所を構えていました。みかじめ料の徴収や風俗店・賭場などの不法利権が組織の巨大な資金源となっていた時代です。
転換点となったのは、1992年の暴力団対策法(暴対法)施行と、2011年までに全国配備された暴力団排除条例(暴排条例)の本格運用です。特に東京都および新宿歌舞伎町エリアにおける暴排活動は徹底され、事業者に対する「利益供与の禁止」が厳格化されたことで、飲食ビルや商業施設からの組織的排除が進みました。
警察庁が公表する組織犯罪対策関連の統計データを見ても、全国の暴力団構成員・準構成員数は2000年代初頭の約8万人超から、直近では約2万人規模へと大幅減少を続けています。かつて街中を闊歩していた分かりやすい威圧的な存在は表舞台から姿を消し、看板を下ろさざるを得ない状況へと追い込まれました。