折田楓の現在と疑惑の真相|Note騒動と公選法違反告発の全経緯
一連の騒動の発端は、2026年11月17日に投開票が行われ斎藤元彦氏が再選を果たした直後、同月20日に折田楓氏がプラットフォーム「note」に投稿した記事でした。記事内で折田氏は、斎藤陣営の広報全般を株式会社merchuとして受託し、SNSアカウントの立ち上げから運用戦略、キービジュアルの策定、ショート動画の企画・撮影ディレクションまでを統括したと克明に綴っていました。
記事にはクライアントワークとしての提案資料や工程表のスライド画像が多数掲載されており、マーケティング業界の成功事例をアピールする構成となっていました。しかし、日本の公職選挙法において、選挙運動の企画立案や実働に対して金銭の授受が発生すること、あるいは無報酬であっても法人が組織として運動に関与することは厳格に制限されています。SNS上で「これは明白な運動員買収ではないか」との指摘が噴出するまで、時間はかかりませんでした。
事態を受けて斎藤元彦知事および代理人弁護士は記者会見を開き、「merchu社に正式に発注・支払ったのは、ポスター制作やチラシデザインなどの法定上限内である約71万5,000円の制作費のみ」「SNS運用や広報戦略については、折田氏個人がボランティアとして自主的に関与したものであり、公職選挙法上の違法性はない」と説明しました。さらに陣営側弁護士は、「折田氏のnoteは、自社のPR実績を大きく見せるために話を盛って書いたもの」と主張。この釈明は「責任の押し付けではないか」「では現場での密着ぶりは何だったのか」と火に油を注ぐ結果となりました。
その後、法学者や市民グループ、郷原信規弁護士らによって、公職選挙法第221条(買収および利害誘導)違反の容疑で斎藤元彦氏および折田楓氏に対する刑事告発状が検察・警察に提出されました。提出された告発状は受理され、捜査機関による関係者への事情聴取や任意捜査が進められる中、折田氏は問題となったnote記事の大部分を下書きに戻し、公の場での発言を代理人弁護士に一任する形をとることになりました。