レモンの剪定で実がつかない・枯れる原因と正しい切り方を徹底解説

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レモンを育てている人が最も直面しやすいトラブルが、「花が咲かず実がつかない」現象と「強剪定後の急激な衰弱・枯死」です。柑橘類の栽培と剪定手入れにおいて、この2大トラブルが発生する背景には、植物生理に基づいた明確な理由が存在します。

まず、レモンの実がつかない決定的な理由は、「花芽(はなめ)がついている春枝を切り落としてしまっていること」にあります。レモンは1年の中で春(3〜5月)、夏(6〜7月)、秋(8〜9月)の3回枝を伸ばしますが、翌年に充実した花を咲かせて着果するのは主に「前年の春に発生して充実した短い春枝」です。樹形を丸く整えようとして外側の枝先を一斉に刈り込むと、春枝の先端付近に形成された花芽をすべて切除することになり、翌シーズンの収穫が完全に絶たれてしまいます。

一方、レモン強剪定で枯れる原因として挙げられるのが、「過度な葉の切除による光合成不足」と「耐寒性の著しい低下」です。常緑果樹であるレモンは、冬でも葉に養分を蓄えて寒さに耐えています。柑橘類の中でもレモンは耐寒限界温度が約マイナス3度と寒さに弱い部類に入ります。真冬や晩秋に太い枝を何本も切り落として葉の絶対量を減らすと、樹体が凍害や寒風害に耐え切れず、春を迎える前に枯死に至るケースが頻発しています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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