キュウリのネット張り方決定版!一人でピーンと張る裏ワザと風対策
ネットの張り上がりを決定づけるのは、土台となるキュウリ支柱の立て方です。キュウリ栽培で採用される支柱構造は主に「合掌式(A字型)」と「直立式(スクリーン型)」、そしてベランダ等で使われる「あんどん型」に大別されます。それぞれの特性を理解せずに設置すると、盛夏を迎えて葉が生い茂った段階で思わぬ倒壊事故を招くことになります。
畑で最も推奨されるのがキュウリネット張り方の合掌式です。畝の両側から斜めに差し込んだ支柱を頂点で交差させ、中央に通した横通し支柱と結束します。この三角形のトラス構造は物理的に極めて高い剛性を持ち、地上部の葉が「緑の壁」となって強風を受け止めた際にも、風圧を下方向の推進力へと分散させる特徴があります。畝幅が80〜100cm程度確保できるのであれば、迷わず合掌式を選択するのが豊作への近道です。
一方、市民農園の区画制限や家庭の裏庭などスペースが限られる現場では、キュウリ支柱直立式の作り方が重宝されます。1列の畝に対して垂直に支柱を立て、ネットをカーテンのように張る手法です。直立式は通路を圧迫せず、株元への日当たりや風通しを最大化できる反面、横風に対する耐久性が構造的に脆いという弱点を抱えています。そのため、直立式を採用する場合は、支柱の太さを通常の16mmから20mm径へとランクアップさせ、両端に45度の角度で斜め控え棒を打ち込む補強が必須となります。