阿部寛のメンズノンノ時代が異次元!連続表紙43回の真実と壮絶な転身
順風満帆に見えた阿部寛のキャリアですが、20代後半を迎えるにあたりモデルという職業の寿命を見据え、本格的な俳優転身を決意します。しかし、そこで待っていたのは芸能界の厳しい現実でした。
当時のテレビドラマ界において、公称189cmという圧倒的な高身長は武器ではなく、致命的なデメリットとして扱われました。画面フレームに収まりきらない構図上の問題に加え、当時の主演女優陣と並んだ際に身長差が出すぎるという理由から、キャスティング担当者から敬遠され続けたのです。「立ち姿は絵になるが、台詞を喋るとぎこちない」というレッテルを貼られ、次第に仕事のオファーは激減していきました。
さらに追い打ちをかけたのが、バブル絶頂期に手を出した不動産投資の破綻でした。知人の勧めや資産形成のために購入したマンション投資がバブル崩壊とともに大暴落し、数億円にのぼる巨額の借金だけが手元に残る事態に陥ったのです。
当時の特番インタビューや自著・手記で語られた「パチンコで日銭を稼ぎ、何とか食いつないでいた」「仕事がなく、自分が生きている意味を見失いかけていた」という生の告白は、きらびやかなメンズノンノ時代の姿からは想像もつかない生々しい現実を物語っています。この暗黒の数年間こそが、彼の虚栄心を削ぎ落とし、役者としての覚悟を決定づけることになります。