6代目三遊亭円楽の闘病と死因の真相|歌丸との絆・弟子と息子の現在
『笑点』における最大の見どころの一つといえば、桂歌丸師匠と三遊亭楽太郎(円楽)師匠による丁々発止の罵倒合戦でした。「ジジイ、早くくたばれ」「お前が先に逝け」といった容赦ないやり取りは、日曜夕方のお茶の間を大いに沸かせました。
しかし、画面越しに見せる険悪な雰囲気とは正反対に、私生活における2人の間には、実の親子以上の深い愛情と信頼関係が結ばれていました。当時の特番インタビューや自著・手記で語られたエピソードからも、その真情が浮き彫りになっています。
楽太郎師匠は生前、「歌丸師匠がいるからこそ、自分は安心して悪役に徹することができた。どんな球を投げても必ず打ち返してくれる絶対的な安心感があった」と述懐しています。歌丸師匠もまた、「あいつの毒舌には芸がある。本当に頭が良いから、踏み込んではいけない一線は絶対に越えない」と絶大な信頼を寄せていました。
2018年7月に歌丸師匠が亡くなった際、追悼特番で円楽師匠が流した大粒の涙と、「最後に言わせてくれ。ジジイ、早すぎるんだよ!」と絶叫した場面は、日本中の視聴者の涙を誘いました。愛憎劇という高度なエンターテインメントを作り上げながら、互いを芸人として、人間として深く敬愛し合っていたのです。