モデルUtaの現在と圧倒的キャリア|本木雅弘の長男が示す世界基準
UTAのモデルとしての最大の武器は、欧米のトップモデルと並んでも一切引けを取らない190cmの驚異的な高身長と、研ぎ澄まされた肉体美です。日本人離れしたその骨格としなやかな筋肉は、長年にわたる過酷なアスリート生活によって培われました。
幼少期からインターナショナルスクールで学んでいたUTAは、中学時代に単身スイスのル・ロゼ学院(Institut Le Rosey)へ留学。各国の王族や名門子弟が集う格式高い環境で自立心を養う中、彼が情熱を注ぎ込んだのがバスケットボールでした。その後、より高い競技レベルを求めてアメリカ・フロリダ州にある世界最高峰のアスリート養成機関「IMGアカデミー」へ進学します。世界中から有望なジュニア選手が集まる過酷な選抜環境の中で先発ガード・フォワードとして頭角を現し、カリフォルニア州のドミニカン大学(Dominican University of California)へ進学後もNCAAディビジョンIIの舞台でコートを駆け巡りました。
大学在学中、スカウトをきっかけにファッションモデルとしての誘いを受けるようになりますが、当時はバスケットボール選手としての将来を第一に考えており、モデル挑戦には逡巡がありました。その背中を押したのが、2018年に他界した祖母・樹木希林の言葉でした。
当時の特番インタビューや手記において、樹木希林は孫に対してこう言葉をかけたと明かされています。
「服を着る仕事は、服を着せられることで自分を客観視できる。こんなにありがたい仕事はない。いろいろな世界を見なさい」
この一言に覚悟を決めたUTAは、2018年6月、パリで開催された「コム デ ギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のランウェイで鮮烈なパリコレデビューを果たしました。コートで鍛え上げられた体幹と堂々たるウォーキングは瞬く間に世界のバイヤーたちの視線を集め、一躍トップモデルの階段を駆け上がることになったのです。