Me Neitherの意味と使い方|Me Tooとの決定的違いと返答術

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英語における相槌の根底には、「直前の文が肯定か否定かによって、同調の形式を切り替える」という厳格な統語ルールが存在します。日本語の「私も」は相手の立場に対する共感を示す情緒的な言葉であるのに対し、英語の同意表現は直前の文構造と論理的に接続するパズルのような性質を持っています。

たとえば、相手が肯定文を発した場合は次のようになります。

A: "I love spicy food."(辛い食べ物が大好きなんだ)
B: "Me too."(私も好き!)

これに対し、相手が否定文(notを含む発話)を発した場合は、「me too」ではなく「me neither」を選択しなければなりません。

A: "I can't stand spicy food."(辛い食べ物は受け付けないんだ)
B: "Me neither."(私も受け付けない)

ここで誤って「Me too」と答えてしまうと、ネイティブの耳には「相手は嫌いと言っているのに、自分は好きだと言っているのか? それとも文法を間違えているのか?」という認知摩擦が生じます。言語学における「否定極性(Negative Polarity)」の観点からも、否定の文脈を肯定の副詞である「too」で引き受けることは構造上の破綻を意味します。相手の言葉に「not」「never」「hardly」などの否定要素が含まれている場合、同意の第一声は必然的に「neither」でなければなりません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。