三遊亭楽太郎の真実|六代目円楽襲名の裏側と歌丸との絆の全貌
楽太郎の代名詞といえば、『笑点』の大喜利で見せた「腹黒」「インテリ悪役」のキャラクターです。司会者の座を虎視眈々と狙う野心家を演じ、隣に座る桂歌丸師匠に対して「ハゲ」「死にぞこない」といった過激な毒舌を放つスタイルは、番組の視聴率を牽引する大人気コーナーとなりました。
しかし、当時の特番インタビューや手記で語られた本人の告白によれば、このキャラクターは綿密に計算された「番組全体のバランスを取るための演出」でした。山田隆夫への座布団突き飛ばしや歌丸への罵倒は、事前に緻密な間合いと呼吸を測った上での職人芸であり、歌丸自身も「楽さん、今日も思い切り叩いてくれよ」と舞台裏で笑顔を見せていたと伝えられています。
2018年7月に桂歌丸が逝去した際、追悼特番の席上で楽太郎(当時・六代目円楽)が見せた慟哭と「ジジイ!早すぎるんだよ!」という絶叫は、日本中の視聴者の涙を誘いました。ネット上やSNSでも「あの罵倒合戦は本物の愛とリスペクトがあってこそ成立していた」「芸人同士の究極の絆」と大きな反響を呼び、2人の関係が昭和・平成のテレビ史に残る奇跡的なパートナーシップであったことが再認識されました。