ユマニテ畠中鈴子社長の手腕とは?名優輩出と相次ぐ独立の全真相
東出氏の契約解除時に見せた感情的な声明に対しては、一部のメディア評論家から「所属タレントを公に突き放すような物言いは現代のマネジメントとしてどうなのか」「昭和芸能界のしぐさを引きずっている」という批判的な論調も上がりました。しかし、映画の製作現場におけるユマニテと畠中社長への信頼は、むしろあの騒動を経ても揺らいでいません。
大手映画配給会社のプロデューサーは、当時の状況について次のように舞台裏を語っています。
「大手事務所であれば、イメージ悪化を恐れて即座に契約を切り、違約金もタレント本人に丸投げして幕引きを図るのが通例です。しかし畠中社長は、世間から猛批判を浴びながらも違約金の交渉を自ら引き受け、映画界のクリエイターたちに頭を下げて回っていた。だからこそ、現場の人間は『ここまでタレントの人生に腹を括って付き合う事務所は他にない』と知っているのです。あの契約解除声明は、打算ではなく、真剣に人間として向き合ってきた畠中さんだからこその痛切な叫びとして受け止められました」
映画監督やキャスティングディレクターの間では、「ユマニテの所属俳優は現場で不平不満を言わず、どんな過酷なロケでも脚本を信じて最後まで演じ切る」という確固たる評価が定着しています。表面的な好感度ビジネスとは一線を画すこの信頼の蓄積こそが、同事務所の最大の資産となっています。