こころの健康相談統一ダイヤルの実態!繋がらない理由と通話料の罠
統一ダイヤルを利用するにあたって、多くの人が後から青ざめるのが通話料の請求です。「公的なメンタルヘルス相談だから通話料も無料だろう」と思い込んでいると、手痛い出費を強いられることになります。
公式の注意書きにも明記されている通り、この窓口は0570から始まるナビダイヤルを採用しており、固定電話やスマートフォン各社が提供する「通話定額オプション(5分かけ放題・完全かけ放題など)」の無料通話対象外となっています。スマートフォンの場合、概ね20秒ごとに10円〜11円(税込)前後の料金が発信者側に課金され、およそ1分で約30円、30分話せば約1,000円、1時間じっくり相談すれば2,000円前後の通話料が自己負担となります。
厚生労働省の報道資料によると、毎年9月の「自殺予防週間」を含む前後(2026年8月20日から9月30日までなど)には、一時的に通話料無料のフリーダイヤルが特設される救済措置が取られるものの、通常期間は一貫して有料回線です。経済的に困窮している当事者が「最後の綱」として電話をかけ、相談後に携帯電話料金が跳ね上がってさらに追い詰められるというケースは、支援現場でも以前から構造的欠陥として議論されています。