あやめとかきつばたの違いを完全攻略!花びらと生育地で見抜く決定版
庭園管理者や植物愛好家たちのSNS投稿や質問プラットフォームの声を拾うと、「まだ花が咲いていない時期に苗を購入したが、何の種類か分からず植え場所に困っている」という切実な相談が多数見受けられます。開花前であっても、葉脈と葉の形状を触診・観察することで確実に判別できます。
都内の有名回遊式庭園で長年植栽管理に携わるベテラン樹木医は、取材に対して次のように現場の判別法を語っています。
「一般の方は花ばかりに目が行きがちですが、我々管理人は葉の断面を指で挟んで確認します。葉の中央に指の腹を滑らせたとき、硬い針金が入っているかのように1本の太い主脈がはっきりと隆起しているのが花菖蒲です。一方、カキツバタの葉は幅が広く、表面が滑らかで中央の筋がほとんど隆起しません。あやめは葉幅がもっとも細く、立ち姿が繊細です」
園芸店で苗ポットを選ぶ際、湿地と畑の生息地の適性を誤って配置すると、数ヶ月で根腐れや乾燥枯死を引き起こすリスクがあります。水盤ビオトープに植えるならカキツバタ、水はけの良いロックガーデンや乾燥気味の花壇に植えるならアヤメというように、葉の観察から生態を読み解くことがガーデニング成功の要です。