65歳に届く年金請求書の書き方と提出先|放置厳禁の注意点と受給手順

今注目を集めている 65歳に届く年金請求書の書き方と提出先|放置厳禁の注意点と受給手順について、詳しいまとめを整理して公開しています。

多くのシニアが直面する最初のハードルが、手元に届く「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」の取り扱いです。日本年金機構の公表資料によると、原則として65歳に到達する誕生月の3か月前(1日生まれの方は4か月前)に、基礎年金番号やこれまでの加入履歴があらかじめ印字された事前送付用の請求書が郵送されます。

注意しなければならないのは、「届いたからといってすぐに投函してはならない」という年金制度独特の受給権発生ルールです。法律上、老齢年金の受給資格が発生するのは「65歳の誕生日の前日」と定められています。例えば、9月15日生まれの方の受給権発生日は9月14日です。この日より前に日本年金機構や年金事務所へ書類を提出しても、窓口で返戻されるか受付を保留されることになります。焦ってフライング提出をしても一切意味がありません。

一方で、「面倒だから後でまとめて書こう」と放置する危険性はさらに深刻です。年金請求書を提出してから実際に最初の年金が口座へ着金するまでには、通常約2か月から3か月の審査期間を要します。誕生月の末日までに提出が完了していれば、65歳到達月の翌月分(年金は偶数月の15日に後払いで支給)から滞りなく支給対象となりますが、提出が遅れた分だけ初回の入金日は後ろ倒しになります。請求権そのものは5年で時効を迎えるまで消滅しないものの、無収入の空白期間が延びることで、退職後のキャッシュフローに致命的な打撃を与えるケースが後を絶ちません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。