草刈正雄の現在と父の真相|奇跡のルーツと家族が紡ぐ再生の道
草刈正雄の私生活は、決して平坦な道のりばかりではありませんでした。1988年、草刈は元モデルの大塚悦子さんと9年間にわたる交際を実らせて結婚しました。華やかな芸能界にいながら、スキャンダルとは無縁で愛妻家として知られた草刈は、1男2女に恵まれます。
長女の紅蘭は、卓越したセルフプロデュース能力でタレント・パーソナルトレーナー・実業家として独立独歩の道を切り拓き、次女の草刈麻有は女優・モデルとして映画やドラマで着実にキャリアを積み重ねています。草刈は娘たちに対して「好きな道を自分の責任で進めばいい」と常に温かく見守るスタンスを貫いてきました。
しかし、2015年2月、草刈家を最大の悲劇が襲います。元ミュージシャンとして活動していた長男・雄士さん(当時23歳)が、草刈の個人事務所が入る渋谷区のマンションから転落し、帰らぬ人となったのです。突然もたらされた息子の非業の死に、草刈は現場へ駆けつけ、人目も憚らず号泣したと当時の週刊誌各社により報じられました。一時は憔悴しきり、役者生命すら危ぶまれるほどの深い悲嘆に暮れた草刈でしたが、どん底の彼を支え続けたのは、妻のエツコさんであり、気丈に振る舞った紅蘭や麻有ら家族の絆でした。