吉田美和と旦那Juonの現在|19歳差婚と死別を越えた絆の全貌
吉田美和の再婚を語る上で避けて通れないのが、かつてのパートナーであった映像ディレクター・末田健(すえだ けん)氏との別離です。ドリカムのミュージックビデオ制作などを通じて親交を深めた二人は、2004年に事実婚という形で人生を共に歩むことを公表しました。戸籍上の婚姻という形式にとらわれず、魂の伴侶として固い絆で結ばれた二人の関係は、多くの女性から羨望と共感を集めていました。
しかし、幸福の絶頂は突如として断ち切られます。2007年、末田氏を襲ったのは「胚細胞腫瘍」という過酷な病魔でした。吉田美和は過密な音楽活動の合間を縫い、献身的な看病を続けましたが、病魔の進行は無情にも早く、同年9月26日、末田氏は33歳という若さでこの世を去りました。当時42歳だった吉田美和が受けた精神的打撃は想像を絶するものであり、関係者からは「声が出なくなり、引退も危ぶまれるほどの憔悴ぶりだった」と証言されています。
死別直後のライブや2007年末のNHK紅白歌合戦で見せた、あふれる涙をぬぐいながら声を振り絞る姿は、日本中の人々の胸を打ちました。後に発表された楽曲「AND I LOVE YOU」には、遺された者の引き裂かれるような愛と祈りが込められており、吉田美和の音楽人生における最も痛切なモニュメントとなっています。この癒えることのない悲嘆(グリーフ)を抱え、闇の中にいた彼女の前に現れた光こそが、後に入籍することとなるJUONでした。