服のファンデーション落とし方決定版!擦ると悪化する理由と外出先裏ワザ
服にファンデーションが付着した瞬間、反射的に「水で濡らしたハンカチでゴシゴシ擦る」という行動を取ってしまう人が少なくありません。しかし、繊維の保全という観点から見れば、これは事態を致命的に悪化させる最大のNGアクションです。
化粧品開発のデータによると、ファンデーションの主成分は肌への密着性を高めるための「シリコーンオイルや油脂成分」と、肌色を構成する「酸化チタン・酸化鉄などの無機顔料(パウダー微粒子)」で構成されています。これらは水と親和性のない疎水性(水を弾く性質)を持っています。
水だけで濡らした場合、表面の油分が水を弾いて乳化しないばかりか、摩擦によって数マイクロメートル単位の微細顔料が、綿やポリエステルなどの撚り合わされた糸の隙間(繊維深部)へと機械的にすり込まれてしまいます。帝人フロンティアなどの高機能繊維ブランド「SOLOTEX®(ソロテックス)」の情報発信でも指摘されている通り、一度繊維の結束部分に入り込んだ顔料は、通常の洗濯水流だけでは物理的に掻き出すことが極めて困難になります。
特に近年のメイクトレンドである「崩れにくい高密着リキッド」や「ウォータープルーフ仕様」のファンデーションは、撥水皮膜を形成するポリマーが配合されているため、水をつけて擦る行為は「汚れの定着剤」を塗り拡げているのと同義なのです。