ダウンタウン歴代マネージャーの真実!吉本重役への出世理由と現在
ダウンタウンのマネージャーが経営トップへの切符を手に入れる理由は、単に「看板芸人に気に入られたから」という俗説だけでは説明がつきません。その背景には、過酷な現場で培われる極めて高度なビジネススキルと、吉本興業という巨大組織における構造的要因が存在します。
第一の理由は、民放キー局各社の編成局長やエグゼクティブプロデューサーと日常的に対等な交渉を行う現場力です。1990年代から2000年代にかけて、ダウンタウンは民放各局でゴールデン・プライム帯の冠番組を週に何本も抱えていました。1本の番組改編や特番のキャスティング、ギャランティの決定は億単位の予算を左右します。ダウンタウンの看板を背負って局側の無理難題を退け、同時に二人の求める制作環境を勝ち取る折衝は、並行して数十億円規模の事業予算をマネジメントすることと同義でした。
第二に、「危機管理(クライシスマネジメント)の超実践場」であった点です。松本人志の妥協を許さない番組構成への要求、生放送や特番でのハプニング、さらには週刊誌報道への即時対応など、ダウンタウンの現場は常に緊張感と隣り合わせでした。ここで数年間、致命的なミスを起こさずにタレントと局の双方から信頼を維持し続けたマネージャーは、組織の危機対応能力において社内屈指の評価を受けることになります。
吉本興業の元役員は、当時の社内力学について次のように語っています。
「ダウンタウンの現場は、吉本興業における究極の『虎の穴』でした。浜田さんの厳しい礼儀指導や松本さんの鋭い観察眼に24時間耐え抜き、キー局の幹部と渡り合った人間なら、社内のどんな部署に放り出しても通用する。結果として、経営陣も彼らを要職に抜擢せざるを得なかったわけです」