テレビがつまらないのは芸人のせい?内輪ノリと規制が生む衰退の真相

テレビがつまらないのは芸人のせい?内輪ノリと規制が生む衰退の真相についての真相を徹底解説します。

ネット上では「芸人のトーク力が落ちたからテレビがつまらなくなった」という単純な芸人戦犯論が語られがちですが、これは業界の表層しか見ていない誤解です。現場の構造的な盲点は、テレビ局の広告ビジネスモデルそのものの崩壊にあります。

テレビ局の収益を支えてきたスポットCMの出稿量は年々右肩下がりを続けており、電通が発表する日本の広告費統計でもインターネット広告費がテレビメディア広告費を圧倒的な差で引き離しています。制作予算が削られた現場では、失敗が許される実験的な新企画を立ち上げる体力が残っていません。

結果として制作サイドは、「過去に他局で数字を獲った企画の焼き直し」や「大手芸能事務所との関係維持を優先したキャスティング」に依存します。実力や番組への適合性ではなく、事務所のバーター枠やスポンサー受けの良さだけで出演者が決まるため、現場のクリエイターが思い描く尖ったお笑い番組を作ることは原理的に不可能です。

この八方塞がりの環境下において、視聴者は地上波バラエティとどのように距離を保つべきなのでしょうか。編集部として、客観的な判断基準を提示します。

【プロの結論】現在の地上波バラエティが向いている人・距離を置くべき人の判断基準

  • 地上波バラエティに向いている人:
    • 能動的に情報を取りに行くのが面倒で、リビングのBGMとして何か音や映像を流しておきたい人
    • 世間で話題になっている流行スポット、グルメ、生活の知恵を浅く広く把握したい人
    • 特定のアイドルやタレントのファンで、ワイプの表情や無難なスタジオコメントを見守ること自体に満足感を得られる人
  • 今すぐ距離を置くべき(おすすめできない)人:
    • 知的好奇心を刺激する予測不能な展開や、タブーに切り込む鋭いブラックユーモアをエンタメに求める人
    • CM跨ぎや仰々しい煽りテロップ、同じシーンの反復演出に強いタイムパフォーマンスの悪さを感じる人
    • 「芸人なら芸で勝負してほしい」と考え、楽屋話や身内の暴露トークに冷めてしまう人
渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。