「うんとこしょ」の魔力!『大きなかぶの歌』名曲の真相と劇遊び演出術

「うんとこしょ」の魔力!『大きなかぶの歌』名曲の真相と劇遊び演出術の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

保育現場や家庭において、うんとこしょ どっこいしょ 歌のリフレインが始まると、直前まで落ち着きがなかった園児たちが一斉に姿勢を正し、力いっぱい腕を引くポーズをとる現象は日常茶飯事です。この驚異的な求心力の正体について、発達心理学および幼児音感教育の専門家は「予測可能性と身体的共鳴の相乗効果」を指摘します。

2歳から5歳の子どもの脳は、規則正しいリフレインを体験することで「次に何が起きるか」を予測し、自己効力感や安心感を獲得します。『大きなかぶ』のストーリー構造は、登場人物が増え、同じ掛け声が何度も繰り返される「累積型(アキュムレーション)の物語」です。子どもたちは「次は誰を呼ぶのか」「今度こそ抜けるのか」という緊張と緩和のサイクルを全身で味わっています。

さらに、「うんとこしょ、どっこいしょ」という日本語特有の濁音と促音(「っ」)の組み合わせは、腹筋に自然な力が入りやすく、発声と同時に身体動作を同期させる運動誘導効果を持っています。一人では到底抜けない巨大なかぶが、仲間の力を合わせることで徐々に動くというカタルシスが、子どもたちの原始的な達成欲求を刺激し、無心で声を張り上げさせる要因となっているのです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。