小泉進次郎「セクシー発言」の真相と現在地|世界が呆れた炎上の本質
時計の針を2019年9月22日の米ニューヨークへ巻き戻してみましょう。安倍内閣の改造で38歳の若さにして環境大臣として初入閣を果たした小泉進次郎氏は、就任からわずか11日後、気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)へ向けた重要局面である国連気候行動サミットの関連イベントに登壇しました。
問題の発言が飛び出したのは、パリ協定採択の立役者であるクリスティアナ・フィゲレス元国連気候変動枠組み条約事務局長らと同席した気候変動に関する共同記者会見の場でした。流暢な英語を操る小泉氏は、若者世代へのアプローチや気候変動への取り組み姿勢について問われ、身振り手振りを交えながら次のように語りかけました。
「In politics there are so many issues, sometimes boring. On tackling such a big-scale issue like climate change, it's got to be fun, it's got to be cool. It's got to be sexy too.(政治の世界には退屈な問題も数多くあるが、気候変動のような大規模な問題に取り組むには、楽しく、クールで、セクシーでなければならない)」
会場ではフィゲレス氏が微笑みを見せ、一見すると若きリーダーによるポジティブなメッセージとして受け止められたかのように見えました。しかし、この数分後、事態は誰も予想しなかった方向へと急速に傾いていくことになります。