心電図でQrsが突然消える!ブロックドPacの見分け方と危険性
病棟や集中治療室でブロックドPACを認めた場合、看護師をはじめとする医療従事者は波形だけでなく患者の全体像を即座にアセスメントします。
最初に行うべきは患者の自覚症状とバイタルサインの確認です。「脈の結滞感(ドクンと抜ける感覚)」やふらつきがないかを確認しつつ、血圧測定と橈骨動脈の触知を行います。ブロックドPACでは心室が収縮しないため、末梢脈拍は欠落(脈拍欠損)します。モニター上の表示心拍数と実際の脈拍数に乖離が生じていないかの確認が欠かせません。
無症状で単発出現であれば、原則として特別な治療は行わず経過観察となります。しかし、頻発して血圧低下を伴う場合や、12誘導心電図上でST-T変化を伴う虚血サインが疑われる場合は、直ちに当直医や循環器医へ報告し、電解質採血や内服薬の見直しを相談するフローが標準的です。