那覇の胃袋「泊港漁市場」解体ショーと限定海鮮丼の隠れた名店
場内を進むと、ひときわ人だかりができているエリアにぶつかる。解体台の上に横たわるのは、巨大なキハダマグロだ。沖縄近海で一本釣りされた生のマグロは、一度も冷凍されることなく市場へ持ち込まれる。切っ先の大刀が皮を削ぎ、骨に沿って身を外すたび、見学者からはため息が漏れる。
「一度も凍らせていない生のマグロは、脂の乗りともちもちした食感が桁違い」と仲卸業者は語る。その場で包丁が入れられ、ブロックからサクへ、そして一口大へと切り分けられていくスピード感はまさに圧巻。赤身が発する深い艶と、鮮度への妥協なきこだわりが、目の前で繰り広げられるドラマだ。