アンパンマンのがいこつホラーマンの正体!声優交代の真相と一途な魅力
ホラーマンを語る上で欠かせないのが、あの愛嬌と哀愁が入り混じった特徴的な声です。初代声優を務めたのは、『ドラえもん』の骨川スネ夫役や『銀河鉄道999』の車掌役、『おそ松くん』のイヤミ役などで昭和・平成の声優界を牽引した名優・肝付兼太(きもつき かねた)氏でした。
肝付氏は1991年の登場時から2016年までの四半世紀にわたり、ホラーマンに唯一無二の生命を吹き込み続けました。甲高く跳ねるような笑い声や、ドキンちゃんに冷たくあしらわれた際に見せる切ない吐息の演技は、肝付氏のアドリブと卓越した職人技から生まれたものです。
声優交代の理由は、2016年10月20日、肝付兼太氏が肺炎のため80歳で逝去されたことによるものです。突然の悲報に日本テレビおよび制作会社トムス・エンタテインメント、そして全国の視聴者が深い悲しみに包まれました。その後、後任として大役を引き継いだのが、『ONE PIECE』のフランキー役や『機動戦士ガンダムZZ』のジュドー・アーシタ役で知られる実力派声優・矢尾一樹(やお かずき)氏です。
矢尾氏は役を引き継ぐにあたり、当時のインタビューやイベント等で「大先輩である肝付さんが作り上げたホラーマンの空気感を壊さず、かつ自分の魂を込めて演じ抜く」という覚悟を表明しました。2026年現在も、肝付氏が遺した独特のリズムと哀愁あるニュアンスを大切に継承しながら、エネルギッシュな演技で新しい世代の子どもたちを魅了しています。