Oblekt:原宿発サステナブルファッションの真実と挑戦

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oblektの取り組みは先進的だが、課題も存在する。最大の障壁は価格だ。サステナブル素材は一般的に従来の素材よりコストが高い。大量生産によるスケールメリットが効かないため、どうしても販売価格が上昇する。価格に敏感な消費者層にどうリーチするかは、今後の大きな課題である。

また、サステナブル素材の供給量にも限界がある。需要が急増すれば、オーガニックコットンやリサイクル繊維の供給が追いつかない可能性もある。業界全体でサプライチェーンの整備と投資が求められている。

しかし、希望もある。Z世代を中心とした若い消費者は、価格だけでなく、企業の社会的責任や環境への配慮を購買の重要な基準としている。実際、2023年の調査では、日本の20代の約60%が「多少高くてもサステナブルな商品を選ぶ」と回答している。市場の潮目は確実に変わりつつあるのだ。

oblektは今後、さらなる素材革新、生産プロセスの透明化、消費者教育の強化を通じて、サステナブルファッションの裾野を広げていくだろう。2018年に原宿で始まった小さな挑戦は、日本のファッション産業全体を変革する大きなうねりへと成長する可能性を秘めている。

循環型経済とファッションリサイクルのコンセプト
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。