保毛尾田保毛男なぜ大炎上?フジ社長謝罪の真相とテレビ界の現在
保毛尾田保毛男は、石橋貴明が怪演した『とんねるずのみなさんのおかげです』発の看板キャラクターです。初登場は1989年秋。青黒いヒゲ剃り跡、極端にピンク色の頬、独特のヘアスタイルにスーツ姿という強烈なビジュアルで登場し、語尾に「〜でホモいます」「〜なわけサ」と付け加える特異な口調で一世を風靡しました。
歴代コントの多くは、木梨憲武演じるパートナー「ノリ子」やゲスト俳優との掛け合いを中心に展開。男性に惹かれつつも自らのセクシュアリティを必死に誤魔化そうとする滑稽さや、周囲がそれに過剰に動揺するドタバタ劇が定番のフォーマットでした。当時のテレビ界では爆発的な支持を獲得し、流行語になるほどの国民的人気を博した歴史があります。
しかし、そのコミカルな設定の根底には「男性同性愛者は異常で滑稽な存在である」というステレオタイプを誇張し、嘲笑の対象にする構造が組み込まれていました。昭和から平成初期のテレビバラエティでは日常茶飯事だった演出が、のちの時代に大きな火種となる下地はこの時点で形成されていたのです。