ジャガイモの芽出しで収穫量激変!プロが教える失敗しない浴光催芽
Q1:芽出しの最中に、芽が10センチ以上も白く長く伸びてしまいました。どう対処すべきですか?
A1:光量が不足し、温度が高すぎる場所(段ボール内や暗い室内)で起こる典型的な徒長です。この白く細い芽は土に埋めても折れやすく、機能しにくいため、思い切って根元から指で掻き取ってください。その後、レースカーテン越しの明るい場所に移動させて10日ほど光を当て直せば、種芋の別のくぼみから緑色や紫色の強靭な芽が再び萌発してきます。
Q2:日光に当てていたら種芋の表面が緑色に変色してきました。このまま植えても問題ありませんか?
A2:全く問題ありません。むしろそれが浴光催芽の狙いの一つです。皮が緑化しているのは日光を浴びて葉緑素と天然のアルカロイド(ソラニンなど)を生成している証拠です。この毒素は人間が食べると中毒を起こしますが、種芋にとっては土中の害虫やネズミ、病原菌から身を守る天然のバリア(忌避物質)として極めて有利に働きます。収穫する新しいイモには移行しませんので安心してください。
Q3:種芋がシワシワに縮み、少し柔らかくなってきました。水やりをしたほうがいいですか?
A3:絶対に水をかけてはいけません。浴光催芽中の水やりは腐敗の最大原因になります。種芋が多少シワになり弾力を帯びるのは、芋内部のデンプンが糖に分解され、発芽のためのエネルギーに変換されている正常な代謝プロセスです。腐敗臭がしたりカビが生えたりしていない限り、そのまま植え付け時期まで乾いた状態で管理を継続してください。
Q4:購入した種芋に最初から芽が少し出ています。それでも浴光催芽は必要ですか?
A4:すでに小さな芽が出ている場合でも、それが白く柔らかい状態であれば、植え付けまでの1週間程度だけでも柔らかな散光に当てて「芽を締める(硬化させる)」作業をおすすめします。光に当てることで芽の組織が緻密になり、植え付け後の低温や土圧に対する耐性が格段に向上します。