「これ何だっけ?」名前が思い出せないモノの正式名称と最新検索術

「これ何だっけ?」名前が思い出せないモノの正式名称と最新検索術についての真相をお届けします。

毎日の生活空間で最も「これ何だっけ?」が発生しやすいのが、キッチンやデスク周りです。形状があまりに身近すぎるため、固有の名称を意識する機会が少ない代表的なアイテムを紐解いていきます。

まず筆頭に挙げられるのが、食パンの袋を留めている小さなプラスチック片です。この正式名称はバッグクロージャー(Bag Closure)といいます。アメリカのクイック・ロック社創業者であるフロイド・パクストン氏が、リンゴの袋を簡単に閉じるために廃棄プラスチックを削り出して考案したのが始まりです。日本ではクイック・ロック・ジャパン社が国内シェアのほぼ全てを製造しており、年間数十億個が消費されています。

弁当に入っている魚の形をした小型の醤油差しは、業界用語でタレビン(タレ入れ瓶の略称)と呼ばれます。プラスチック成形加工技術が発展した昭和中期に、従来のガラス製や陶器製に代わる衛生的かつ安価な使い捨て容器として旭創業などが開発しました。魚型以外にも豚型やひょうたん型など、用途や中身の粘度に応じた多様なバリエーションが存在します。

ゴルフ場やアンケート会場、投票所などで見かけるクリップ付きの簡易プラスチック鉛筆はペグシル(Pegcil)が正式な商品名です。株式会社岡屋が1970年代に開発した製品で、ゴルフのスコア記入時に「ポケットに挿せて、削る手間がなく、安価で配れる筆記具」という現場のニーズから誕生しました。現在では世界中で広く普及し、使い切り文房具の代名詞となっています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。