ベースTab譜の読み方を完全図解!上下逆に見える理由と演奏記号を徹底解説
ベースのTAB譜を初めて見た人が最初に感じる違和感の正体は、「楽譜の一番上の線が、ベースの一番細い弦(1弦)に対応している」という点です。構えたときに自分の顔に近い太い弦(4弦)が楽譜の一番下にあるため、上下が逆に感じて混乱してしまいます。
この表記順になっている理由は、楽器を構えた状態でネックを上から覗き込んだときの視界をそのまま紙面に落とし込んでいるためです。自分の胸元から指板を見下ろすと、手前(上側)に太い4弦があり、奥(下側)に向かって1弦が見えます。TAB譜はこの位置関係を紙の上に投影しているため、慣れると指の動きと視覚が自然に一致します。
一般的な4弦ベースにおけるTAB譜の弦配置は以下の通りです。
【4弦ベースのTAB譜と開放弦の音対応】
---------------- 1弦(最も細い弦 / レギュラーチューニング:G音)
---------------- 2弦(レギュラーチューニング:D音)
---------------- 3弦(レギュラーチューニング:A音)
---------------- 4弦(最も太い弦 / レギュラーチューニング:E音)
線の上に書かれている数字は「押さえるフレットの番号」です。「0」と書かれている場合は、左手でどのフレットも押さえずに弾く「開放弦」を指します。「3」であれば3フレット、「7」であれば7フレットを押さえてピッキングします。
クラシックなどで使われる五線譜とTAB譜の決定的な違いは、五線譜が「絶対的な音の高さ(音名)」を示すのに対し、TAB譜は「楽器のどの弦の何フレットを押さえるか(物理的なポジション)」をダイレクトに指示している点です。同じ高さの音でもベースには複数の押さえ方が存在しますが、TAB譜ならアレンジャーが意図したポジションを一目で再現できます。