桜井和寿の現在と2026年最新動向|息子・櫻井海音との絆と豪邸の真相
桜井和寿のキャリアにおける最大の試練といえば、2002年に見舞われた病気(小脳梗塞)の発症と復帰の経緯です。2002年7月、激しいめまいと吐き気を訴えて緊急入院。検査の結果、小脳梗塞と診断され、予定されていた全国ツアーの中止と無期限の音楽活動休止を余儀なくされました。
小脳は身体の平衡感覚や運動の協調を司る極めて繊細な器官であり、一歩間違えれば歩行障害やろれつが回らなくなるなどの重篤な後遺症が残るリスクがありました。しかし、迅速な初期治療と過酷なリハビリテーション、そして不屈の精神力により、発症からわずか半年後の2002年12月には一夜限りの復活ライブを横浜アリーナで開催。奇跡のステージを成し遂げました。
手記やインタビューで当時を振り返った桜井は、「当たり前に歌えること、息ができることへの感謝」を幾度となく吐露しています。この闘病経験が、以後の楽曲に深い死生観と温もりをもたらす契機となりました。また、病気療養を経て自身の歌唱フォームや喉の使い方を一から見直し、無理のない発声法へとシフト。その結果、50代を迎えた現在も歌唱力の評判は極めて高く、低音の豊潤な響きから胸を締め付けるファルセットまで、表現のダイナミクスは若い頃を凌駕する境地に達しています。
さらに、この病気と音楽への感謝が原動力となり、音楽プロデューサー・小林武史や坂本龍一らと共に立ち上げた非営利組織「ap bank」およびBank Bandとしての活動へと結実しました。野外フェス「ap bank fes」を通じて得られた収益を環境保全や自然エネルギー、災害復興支援に寄付し続ける活動は、日本のロックミュージシャンによる社会貢献活動の先駆的モデルとして高く評価されています。