石油巨頭シェルの脱炭素転換?事業再編の裏に潜む衝撃の真実
経営陣のトップに立つウェイエル・サワン(Wael Sawan)最高経営責任者(CEO)の着任以降、同社の戦略はよりシビアな「収益第一主義」へと傾斜した。サワン氏は、リターンの低い洋上風力や太陽光発電の案件から相次いで撤退を決め、グループ全体の純利益を高めることに固執している。
英ロンドン証券取引所(LSE)に上場する巨大企業として、同社は投資家からの強烈な株主還元圧力に晒され続けている。欧米の資本市場では、競合する米系石油メガメジャーとの株価パフォーマンス比較が常に話題となり、結果として高利回りの伝統的エネルギー投資へと舵を切らざるを得ない状況が生み出された。