空間を可視化する布の美学:テキスタイルデザイナー庄司はるかの軌跡と挑戦
住宅や宿泊施設、文化施設での実績を重ねてきた庄司はるかは、今、新たな領域へとその視線を広げている。
特に注力しているのが、移動空間や医療施設におけるファブリックの役割だ。無機質になりがちな病院やクリニックの待合室、あるいは電車や航空機などの交通機関。殺伐としがちな空間に柔らかい触感と温かみのある色彩を取り入れることで、人々のストレスを和らげる効果が期待されている。
衛生面やメンテナンス性の厳しい基準をクリアしながら、いかに心身を癒やすインテリア空間を構築できるか。素材の限界に挑む新しい挑戦が、すでに始まっている。