雄雌マークはどっち?記号の由来は神話の槍と鏡!簡単な覚え方と出し方

雄雌マークはどっち?記号の由来は神話の槍と鏡!簡単な覚え方と出し方の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

天文学や神話の世界で使われていた惑星記号が、なぜ生物の雌雄を表すサインとして定着したのでしょうか。その決定打となったのは、18世紀スウェーデンの博物学者であり、「分類学の父」と称されるカール・フォン・リンネの功績です。

1750年代、リンネは膨大な植物の交配実験や分類データを記録・発表する際、記述スペースを節約するための簡潔な学術記号を求めていました。そこで、薬学や錬金術の文献で鉄(=火星=マルス=♂)や銅(=金星=ヴィーナス=♀)を表すために流用されていた惑星記号に目を付けます。

リンネは自著『植物の種(Species Plantarum)』などの学術書において、花粉を出す雄しべ側を「♂」、種子を実らせる雌しべ側を「♀」と表記して発表しました。この記述法が極めて合理的かつ明快であったため、植物学のみならず動物学や医学の世界へも瞬く間に普及し、世界共通の雌雄記号として不動の地位を築くに至りました。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。