大相撲でマウスピース着用が急増する理由と最新ルール徹底解説
現在、幕内や十両の土俵でマウスピースを巧みに活用している代表的な力士たちには、それぞれの相撲スタイルに合わせた切実な理由があります。
宇良(うら)
多彩な技と低い立ち合いで館内を沸かせる宇良は、マウスピース着用の代表格です。潜り込むような鋭い立ち合いを展開するため、相手の頭や肩、胸に激しく頭部が接触します。怪我の多い力士だからこそ、徹底したリスク管理と衝撃緩和のためにマウスガードを早くから導入し、土俵際の驚異的な粘りを支えています。
一山本(いちやまもと)
長いリーチを生かした強烈な突っ張りを得意とする一山本も、透明なマウスピースを愛用している力士のひとりです。相手の強烈なおっつけやカウンターの突き押しを受ける際、奥歯をしっかりと噛み締めて頭部への衝撃を逃し、自らの押し込む推進力を最大化させるために活用しています。
過去の大型力士・実力者たちの系譜
過去には元大関・栃ノ心や元大関・貴景勝など、強烈な突き押しやパワー相撲を武器とする力士たちも、首の負傷対策や顎の保護のためにマウスピースを着用していました。現在では関取衆だけでなく、激しい稽古を重ねる幕下以下の若手力士の間にも装着が広がっており、相撲界のスタンダードになりつつあります。