バイオハザード7はなぜ今も最恐なのか?ベイカー家の真相と現在の評価を徹底解剖
狂気に取り憑かれ、異常な身体能力でイーサンを執拗に追い詰めるベイカー家の面々。父親のジャック、母親のマーガレット、息子のルーカスは、一見すると凶悪無比な快楽殺人者集団に見えます。しかし、物語が進むにつれて明らかになるベイカー家の真相は、あまりにも残酷で痛ましいものでした。
事の発端は、謎の漂着船から救助された少女「エヴリン」を一家が保護したことでした。エヴリンの正体は、軍事企業が開発した生物兵器「特異菌」の被験体(E型被験体)。他者の精神を侵食・洗脳し、自分の「家族」として従属させる能力を持っていた彼女は、求めてやまない家庭の温もりを力ずくで手に入れるため、ベイカー家を菌で汚染し、自我を奪い去ってしまったのです。
温厚で善良な一家だったジャックたちが、精神の奥底で自らの凶行を嘆きながら操られていたというストーリー展開は、多くのプレイヤーに強い衝撃を与えました。単なるモンスター討伐にとどまらない濃厚な人間ドラマと哀愁が、本作のシナリオを傑作へと押し上げています。