伝説ドラマ『イグアナの娘』裏話と隠された伏線、最新配信を徹底解明
原作は、小学館の文庫などでも広く読まれている萩尾望都の短編少女漫画だ。SFやファンタジーの巨匠として知られる彼女が描いた原作は、わずか数十ページの短い作品である。それをテレビ朝日が連続ドラマ枠「月曜ドラマ・イン」で実写化すると決めた際、テレビドラマ業界の内部からは「イグアナのかぶりものを着せたドラマなど成立するのか」という疑念の声も少なくなかった。
しかし、ドラマ版の制作チームは原作の持つ精神性を徹底的に掘り下げ、連続ドラマとして必要な人間模様を丹念に肉付けした。少女漫画の幻想的な世界観を損なうことなく、現実の日常風景に落とし込んだ手腕が、それまでの学園ドラマや恋愛ドラマとは一線を画す異色のエンターテインメントを生み出したのだ。