伝説の幕引きから数年――『かぐや様は告らせたい』最終回が日本のポップカルチャーに遺した「消えない爪痕」と、今明かされる制作秘話
物語の随所に散りばめられていた伏線が、最終回に向けて見事に回収されていく様は圧巻の一言だった。単なるギャグだと思っていたエピソードが、実はキャラクターの過去や決断に深く関わっていたという驚き。赤坂アカ氏のストーリーテラーとしての才能が、最も発揮されたのがこの終盤の構成だろう。
そして、登場人物たちが選んだそれぞれの「未来」。それは必ずしも全員が同じ場所に留まるハッピーエンドではなかった。それぞれの夢に向かって旅立つ彼らの姿は、読者に心地よい寂しさと、それ以上の希望を与えてくれたのだ。