時計の合わせ方完全ガイド|故障を防ぐ日付変更の罠と種類別手順
ネット上の情報やSNSでは、時計の取り扱いに関して誤った民間療法や迷信が散見されます。愛機を壊さないために、正しい知識でアップデートしておきましょう。
誤解1:「針は絶対に逆回転させてはいけない」
真相:現代の標準的な3針クオーツ時計であれば、5分〜15分程度の微調整で針を逆回ししてもギアが壊れることは基本的にありません。ただし、「アンティークの機械式時計」や「日付変更禁止時間帯付近(20時〜4時)にかかっている状態」での逆回しは厳禁です。カレンダー送り爪に逆方向の無理なトルクがかかり、破損に直結します。
誤解2:「電波時計なら日本中どこに置いても狂わない」
真相:標準電波は高層ビル街の谷間、地下街、鉄筋コンクリート造の奥まった部屋、あるいはパソコンやインバーター照明のすぐ近くではノイズに邪魔されて届きません。壁掛け電波時計の時間が合わない時は、一度電池を抜き、木造の窓際やベランダ近くに数時間放置して同期させてから元の場所へ戻すのが最も確実です。
誤解3:「ねじ込み式リューズは力いっぱい締め込むほど防水性が高まる」
真相:ダイバーズウォッチ等に採用されているねじ込み式リューズは、締め込みすぎると内部のゴムパッキンが押し潰されて断裂し、かえって防水性能が著しく低下します。「指先でキュッと止まる位置」まで優しく締め込めば十分な気密性が保たれます。