進撃の巨人元編集者の転落劇!妻急死の真相と法廷闘争の全記録
講談社元エリート編集者・朴鐘顕の妻殺害事件。無罪主張と差し戻し審の判決、不可解な死因の真相とは?法廷で明かされた新事実と裁判の全貌、最新の動向を独自解説する。一貫して「妻は産後うつによる突発的な自殺だった」と無罪を主張し続けた被告に対し、裁判は前代未聞の紆余曲折を辿ることとなった。
2019年の東京地方裁判所による第一審では、被告の供述の不自然さや遺体の状況から懲役11年の有罪判決が下された。続く東京高等裁判所も控訴を棄却。しかし、最高裁判所は2026年、死因や犯行態様に関する事実認定に審理不尽な点があるとして、審理を東京高裁へ差し戻す異例の決定を下した。自殺の可能性を十分に検証していないという弁護側の主張が、最高裁の判断を動かした形だ。
差し戻し審では、階段の手すりを利用した自殺が物理的に可能であったか、首に残された擦過傷や頸部筋肉の出血が他殺(扼殺)によるものかどうかが改めて徹底検証された。法廷に提出された再現実験のデータや新たな鑑定意見書を前に、双方の主張は激しく火花を散らした。最終的に差し戻し高裁は、妻が自死を選んだとする被告側の主張を退け、首を強く圧迫したことによる他殺と認定。再び懲役11年の実刑判決を言い渡した。法廷で暴かれたのは、衝動的な犯行とそれに伴う隠蔽工作の冷徹なリアリティであった。