脛骨とは?腓骨との違いやすね内側の痛み原因・骨折治療を徹底解説
スポーツによる使いすぎ(オーバーユース)だけでなく、直接的な高エネルギー外傷や加齢に伴う関節変形によっても脛骨は重大な手術療法の対象となります。治療法の選択や社会復帰・スポーツ復帰までのタイムラインを客観的に比較したデータが下表です。
特に膝の関節面が陥没する脛骨高原骨折は、軟骨損傷や半月板損傷を伴うことが多く、関節の滑らかな噛み合わせを1mm単位で元に戻す精密な手術が必要です。整復が不十分なまま癒合すると、関節軟骨の摩耗が急速に進み、若年層であっても激しい痛みを伴う二次性変形性膝関節症へ進行する恐れがあります。
一方、50代から70代のアクティブシニアの間で高い評価を得ているのが脛骨骨切り術(高位脛骨骨切り術:High Tibial Osteotomy = HTO)です。これは脛骨の一部を切り開いてO脚を人為的にわずかにX脚へと矯正し、膝の内側軟骨にかかっていた過剰な過重ストレスを比較的健常な外側軟骨へと移行させる術式です。人工膝関節全置換術(TKA)と異なり、自身の膝関節構造を温存できるため、術後に正座やテニス、登山などの運動へ復帰できる可能性が高い点が最大のメリットとして支持されています。