ザ・プリンス箱根芦ノ湖の評判と噂の真相!本館別館の格差を徹底検証
ホテルへ一歩足を踏み入れた瞬間、他のリゾートホテルとは一線を画す静謐な空気に包まれます。日本建築界を牽引した文化勲章受章者、建築家・村野藤吾の円形棟設計は、1978年の竣工から半世紀近くを経た現在も色褪せるどころか、ますます凄みを増しています。
建物の高さをあえて抑え、樹木や湖の稜線に溶け込むように配された円形の外観。内部に入ると、柔らかな曲線の壁面、有機的な螺旋階段、天井に埋め込まれた控えめな照明が、まるで母胎の中にいるような安心感を生み出します。巨大なガラス窓から切り取られる芦ノ湖の風景は、計算し尽くされた一幅の絵画そのものです。
この建築の美学を肌で感じた後は、敷地内から湧出する蛸川温泉 絶景露天風呂「湖畔の湯」へと向かいます。箱根十七湯の中で最も新しい蛸川温泉は、肌当たりの柔らかな単純温泉。露天風呂の浴槽に身を沈めると、視界を遮るフェンスや構造物が巧みに排除されており、まるで芦ノ湖の湖面にそのまま浮かんでいるかのようなインフィニティ感覚を味わえます。
夕暮れ時には湖面が紫から濃紺へと移ろい、対岸の山影が静かに沈んでいく。朝には湖面から立ち上る朝霧が幻想的な光景を描き出します。この「自然との境界線が消える入浴体験」こそが、多くのリピーターを惹きつけてやまない強力な磁力です。