看護師の専門学校と大学の違いとは?後悔する理由と年収・学費の真実
Q1:専門学校を卒業した後に、大卒の学歴(学士)を取得することは可能ですか?
A1:十分に可能です。専門学校(3年制)を卒業して看護師免許を取得した後、大学の看護学部3年次編入試験を受験するルートや、働きながら通信制大学で単位を修得し、大学改革支援・学位授与機構に申請して「学士(看護学)」を取得するルートが確立されています。現在はこの通信制ルートを利用してキャリアアップを図る現役看護師が急増しています。
Q2:社会人からのキャリアチェンジの場合、専門学校と大学のどちらが選ばれていますか?
A2:実質的には専門学校を選択する社会人が多数派です。最大の理由は経済的・時間的コストです。厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」の対象校であれば、学費の最大70%(年間上限あり)が支給されるため、自己負担を劇的に抑えて3年間で資格取得を目指せます。ただし、すでに他の四年制大学を卒業して学士号を保有している社会人であれば、専門学校卒であっても将来の大学院進学要件を満たせるため、専門学校を選択する合理性は極めて高くなります。
Q3:就職活動において、専門学校卒は大卒に比べて採用で不利になりますか?
A3:一般的な民間病院や公立病院では、資格取得見込みであれば学歴によって門前払いされることは原則ありません。しかし、東大病院や京大病院などの国立大学附属病院や、がん研究センターなどの特定機能病院においては、採用計画であらかじめ大卒比率を高く設定しているケースが目立ちます。目指す病院の採用実績ページを確認し、専門学校からの採用実績があるかどうかを事前調査することが不可欠です。
Q4:入学試験の難易度や偏差値はどちらが高いですか?
A4:全体的な傾向としては、一般教養科目(英語・数学・国語・理科)が幅広く課される四年制大学のほうが偏差値・受験難易度ともに高くなります。専門学校の入試は国語・英語・小論文・面接など科目数が絞られているケースが多いのが特徴です。ただし、東京都立看護専門学校をはじめとする名門公立専門学校は、中堅私立大学看護学部を上回る入試難度と倍率を誇るため、一括りに比較することはできません。