出張の残業代は本当に出ない?移動時間や手当の落とし穴を徹底解説

出張の残業代は本当に出ない?移動時間や手当の落とし穴を徹底解説の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

出張が土日などの休日に及んだり、夜間に及んだりした場合の割増賃金はどのように計算されるのでしょうか。労働基準法に基づく割増率は厳格に定められています。

  • 時間外労働(1日8時間超):25%以上の割増
  • 出張中の深夜残業(22時〜翌朝5時):25%以上の割増(時間外と重なると合計50%以上)
  • 休日出張の割増賃金(法定休日労働):35%以上の割増

出張残業の判例と裁判例を見ても、労働者側の主張が認められるケースが目立ちます。代表的な「日本火災海上保険事件」等の司法判断においても、移動そのものの自由度や、出張先での拘束の実態を個別具体的に精査した上で、実労働時間が認定されています。

また、グローバル化に伴いトラブルが増えている「海外出張の残業代請求」についても注意が必要です。日本の労働契約に基づき、国内の事業場から海外へ一時的に派遣される出張の場合、原則として日本の労働基準法がそのまま適用されます。時差による深夜作業や、土日を跨いだ展示会アテンドなどが発生した場合、国内と同様に割増賃金を請求する権利があります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。