真夏の方程式の結末ネタバレ!真犯人の動機と煙突トリックの真相を解説

話題沸騰中の 真夏の方程式の結末ネタバレ!真犯人の動機と煙突トリックの真相を解説について、主要な情報を整理して公開しています。

なぜ元刑事の塚原は、風光明媚な玻璃ヶ浦で命を奪われなければならなかったのでしょうか。その直接的な殺害理由は、塚原が16年前の「三宅伸子殺害事件」の再調査を行っており、川畑成実の周辺に迫っていたことにあります。

塚原は当時、仙波英俊を逮捕した張本人でした。しかし服役を終えた仙波が末期がんに侵されていることを知り、「仙波は本当にあの事件の真犯人だったのか」という疑念を抱いて現地を訪れたのです。もし塚原が真相を公にすれば、成実が殺人犯であることが露呈し、仙波が16年間の刑務所生活で守り抜いた犠牲が無に帰してしまう。そう危惧した川畑重治は、家族の秘密を永遠に封じ込めるため、塚原の殺害を決意しました。

ここで本作最大のミステリ要素である煙突トリックが実行されます。

重治は旅館のボイラー室から発生する不完全燃焼ガス(一酸化炭素)を利用しました。塚原が宿泊していた部屋の換気ダクトにガスを逆流させ、就寝中の塚原を一酸化炭素中毒に陥らせたのです。しかし、旅館の排煙用煙突は屋根の上にあり、交通事故によって足が不自由だった重治自身は屋根に登ることができませんでした。

そこで重治が悪魔的な手段として利用したのが、夏休みで遊びに来ていた無垢な少年・恭平でした。

重治は恭平に対して「屋根の上で綺麗な花火を見せてやる」「煙突から出る煙が邪魔になるから、実験として煙突の口を段ボールで塞いでほしい」と頼み込みます。科学の実験や打ち上げ花火に胸を躍らせていた恭平は、言われた通りにガムテープと段ボールを使って屋根の上の煙突を塞ぎました。これにより、室内に充満した一酸化炭素が塚原の命を奪ったのです。

重治はその後、深夜に車椅子を使って塚原の遺体を堤防まで運び出し、海辺の岩場へ落下させて事故死に見せかけました。この計画の最も忌むべき点は、「自らの手を直接汚さず、子どもの純粋な好奇心を利用して殺人を完遂させた」という事実にありました。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。