世界を震わせた千葉真一の若い頃!肉体美と伝説アクションの原点
日本には本格的なアクション俳優を育てる土壌がない——その強烈な危機感が、1970年の「ジャパン・アクション・クラブ(JAC)」創設へとつながる。自らの私財を投げ打ち、千葉真一が立ち上げたこの組織は、スタントと演技の双方を高い次元でこなすプロフェッショナル集団の育成を目指した。過酷を極めた千葉の指導の下から、後に日本映画界を牽引する名アクションスターたちが次々と巣立っていった。
そして1974年、世界中を驚愕させる決定打が放たれる。映画『激突! 殺人拳』だ。ブルース・リーの急逝によって空手・マーシャルアーツ映画に飢えていた世界市場に、千葉演じる冷酷無比な傭兵・剣拓馬が乱入した。レントゲン写真で敵の頭蓋骨が砕ける描写や、息の根を止める容赦なき必殺の一撃。アメリカ興行界で「サニー千葉(Sonny Chiba)」の名は瞬く間に浸透し、日本人俳優として前人未到の全米興行収入ランキング上位進出という快挙を成し遂げた。