Cl決勝2026の激闘!マンC悲願の初優勝と三冠達成の舞台裏
膠着したゲームの行方を決定づけたのは、わずかなディテールの差でした。マンチェスターシティ初優勝理由として真っ先に挙げられるのは、局面を打開する個の質と、チーム全体に浸透した「勝ち切る勝負強さ」です。幾度となく欧州の頂点を目前にして涙を呑んできたシティは、決して美しいパスワークだけに固執せず、泥臭くスペースを突くリアリズムを手に入れていました。
後半23分、ベルナルド・シウバがペナルティエリア深くまで侵入して折り返したボールは、インテルDF陣に当たってこぼれ球となります。そこへ猛然と走り込んできたのがMFロドリでした。冷静にコースを見極めて右足インサイドで振り抜いたシュートは、密集したゴール前の間隙を縫ってゴール右隅へ。この一撃が決勝点となりました。
一方のインテル敗因分析においては、プラン通りの試合運びを見せながらも「決定力」の一歩に泣いた点が挙げられます。失点直後、フェデリコ・ディマルコのヘディングシュートがクロスバーを叩き、そのこぼれ球を自ら押し込もうとしたボールは味方のロメル・ルカクに直撃する不運。試合終了間際にもルカクの至近距離からのヘッドをGKエデルソンに阻まれるなど、幾度もあった絶好機を仕留めきれなかったことが明暗を分けました。