賞味期限と消費期限の決定的な違い|期限切れの危険度と見分け方の真実
万が一、傷んだ食品や期限切れ食品を口にしてしまった場合、どのような症状に警戒すべきでしょうか。微生物の種類によって発症までの「潜伏期間」が大きく異なります。
- 黄色ブドウ球菌:おにぎりや総菜などが原因。食後1〜5時間という極めて短い時間で激しい吐き気、嘔吐、腹痛が発生(毒素型のため発熱は稀)。
- サルモネラ属菌:卵や鶏肉などが原因。食後12〜48時間程度で高熱、激しい下痢、腹痛が出現。
- カンピロバクター:加熱不十分な鶏肉などが原因。食後2〜7日と潜伏期間が長く、忘れた頃に下痢や発熱、血便が起こる。
五感による見分け方として、容器がパンパンに膨らんでいる(ガス産生)、箸を入れると納豆以外の食品が糸を引く、酸味のないはずの食品から酸臭・異臭がする、液体が異常に白濁しているといった状態が確認された場合は、一口も飲み込まず即座に吐き出し、口をゆすいでください。
発症してしまった場合は、市販の下痢止めを自己判断で服用しないことが重要です。下痢止めによって腸内の病原菌や毒素の体外排出が妨げられ、重症化するリスクがあります。水分と電解質(経口補水液など)を少しずつ補給しながら、速やかに医療機関を受診してください。