なぜ深海でピンクに?キモカワ深海魚の正体と暗闇の進化論

なぜ深海でピンクに?キモカワ深海魚の正体と暗闇の進化論に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:深海魚はなぜ暗闇で目立たないピンク色をしているのですか?
A1:太陽光の赤い波長は水深10〜20m前後で海水に吸収され、深海には届きません。赤い光が存在しない環境下では、赤やピンク色の物体は光を反射できず「完全な黒」に見えるため、捕食者から身を隠す究極の保護色(光学迷彩)として機能します。

Q2:ニュウドウカジカ(ブロブフィッシュ)のピンクで崩れた顔は生きている時の姿ですか?
A2:いいえ、生きて深海にいる時の姿ではありません。水深数百メートル以上の超高圧環境から急激に大気圧へ引き揚げられたことで、浮袋を持たないゼラチン質の肉体と皮膚が膨張・破壊されて崩れてしまった状態です。本来の海中では引き締まった流線型の魚の姿をしています。

Q3:ミツクリザメがピンク色に見えるのはなぜですか?
A3:ミツクリザメの皮膚にはメラニン色素がほとんどなく半透明であるため、表皮のすぐ下を流れる毛細血管(血液の赤)が透けてピンク色に見えています。水揚げされて死亡すると血液循環が止まり、灰色がかった暗褐色へと色が変化します。

Q4:水族館でピンク色の生きた深海魚を見ることはできますか?
A4:はい、可能です。「沼津港深海水族館」や「新江ノ島水族館」「アクアマリンふくしま」などでは、メンダコ、アカグツ、クサウオ類などのピンク・赤系深海生物が生体展示されています。ただし水圧や水温管理が非常に難しいため、展示状況は捕獲シーズン(主に冬季〜春先)によって変動します。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。