耳鼻科の吸入は本当に効果ある?「意味ない」噂の真相と正しい吸い方
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ネブライザーで吸い込む蒸気の正体は、ただの水蒸気ではありません。患者の病態に合わせて医師が調合した医療用医薬品の混合液です。主に耳鼻科ネブライザー薬の種類としては、以下のような薬剤が組み合わせて使用されます。
粘膜の腫れを強力に抑えるステロイド薬(デキサメタゾンなど)、粘り気のある鼻水や痰をサラサラにして排出しやすくする粘液溶解薬(カルボシステインなど)、細菌感染を局所的に抑える抗菌薬、そしてアレルギー反応を鎮める抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬です。
さらに重要なのが、耳鼻科鼻吸入と喉吸入の違いに応じた機器の使い分けです。薬剤を患部に届けるためには「粒子の大きさ(エアロゾルの粒径)」を制御しなければなりません。
鼻腔や副鼻腔を狙う鼻吸入では、粒子が細かすぎると肺まで通り抜けてしまうため、約10〜20マイクロメートルのやや大きめの粒子で噴霧します。一方、喉や気管の奥を狙う喉吸入では、気道深部まで届くよう約1〜5マイクロメートルの超微粒子に設計されています。目的に応じてノズルや吸入口の形状が異なるのはこのためです。