スポンジ・ボブ声優徹底解剖!英語版から最新吹き替え交代の裏側
原作者であるステファン・ヒーレンバーグが思い描いた「無垢で底抜けに明るいキャラクター」を現実のものにしたのは、トム・ケニーの驚異的な声帯コントロールだった。イルカの鳴き声や笑い声を組み合わせたような、あの特徴的な高笑いは、彼自身の試行錯誤から生まれたアイデアだ。
トム・ケニーの演技は単なるマイク前の発声にとどまらない。体を折り曲げ、胸を叩きながら喉を震わせる全身を使ったアプローチによって、あの独特な揺らぎのある声が絞り出される。ニコロデオンの看板番組へと駆け上がる原動力となったのは、彼の妥協なき演技精神にほかならない。